幾何学的な格子欠陥理論に関する論文が発表されました!この研究では、微分幾何学を用いて結晶中の格子欠陥に関する理論解析を行いました。今回の研究では、特にリーマンーカルタン多様体が備えた「接続」に着目し、ワイゼンベック接続とレヴィ・チビタ接続の取り替えが、格子欠陥理論における転位と回位の置き換えに相当することを理論的に明らかにしました。この成果によって、これまで現象論的に理解されてきた刃状転位列とくさび型回位の等価性を数学的に示すことが出来ました。
Revisiting Volterra defects: geometrical relation between edge dislocations and wedge disclinations
Shunsuke Kobayashi, Katsumi Takemasa and Ryuichi Tarumi
Royal Society Open Science
プレスリリース