転位論と電磁気学の数学的な関係を示す論文が発表されました！この研究では、微分幾何学を用いて結晶中の格子欠陥に関する理論解析を行いました。今回の研究では、特にリーマンーカルタン多様体として表された「塑性変形の基礎方程式」と「電磁気学における基礎方程式」（アンペールの法則＋ガウスの法則）と数学的に一致することを明らかにしたものです。その結果、従来は電磁気学における基礎方程式の解として知られていた「ビオ・サバールの法則」が、電磁気学だけでなく結晶の塑性変形の解析にも適用できることを数学的に明らかにしました。
Biot–Savart law in the geometrical theory of dislocations
S. Kobayashi and R. Tarumi
Royal Society Open Science, VOL. 12, NO. 3, 241568
プレスリリース